【「学校行きたくない」と言われたら】という記事をみて、私がそれを乗り越えられた言葉を思い出しました。
今日(9月13日)の日経新聞夕刊7面の大きな記事、
【「学校行きたくない」と言われたら】のリードを見て、
私は「ああ・・・今でもそういう事象が起きているのだ・・・」と思いました。
記事の詳細はまだ読んでいないのですが、
【「学校行きたくない」と言われたら】という文字列だけで、
当事者の親御様の心境が手に取るようにわかりました。
もう、20年以上前の出来事になりますが、
私の二人の子供のうち、一人が中学及び高校で不登校でした。
しかしその子は、今は社会人として、
そして自分がやりたい仕事にめぐり合ってしっかり生きています。
この経緯に至っては、簡単にお話できることではありません。
しかし、経緯をお話する前に、
もしその親御様たちに伝えられるならば・・・ということで
書かせて頂きます。
「学校行きたくない」と言われたら、
それはそれは親にとって何事にも仕事のことよりも優先順位一番のことです。
そのことで私は体を壊した位です。
それまで経験したことない、
心配と苦悩で私が悩んでしまった結果だと思います。
しかし、そういう場合、
なすべき一番の優先順位は、
「子供の立場に立って考える」ことです。
しかししかし、それすらも実行に移すことは難しい状況もあります。
しかし、しかし、しかし、私はそこで出会ったある言葉があります。
それは、「学校なんか行かなくていいのですよ」という言葉です。
当時勤めていた会社の社長からもらった言葉です。
てっきり、「事情を話したら、
・・・仕事よりも仕事を休んでお子さんを大切にしてください。・・・
という言葉が返ってくる」と思っていたら、
「まるっきり思いもつかない言葉」でした。
どんなにその言葉で私は勇気づけられたでしょう。
それにより、私は改心できました。
そして子供に状況を聴きだせ、そしてその状況も理解できました。
なお、社長の言葉だけでなく、私は次の二つの事象を乗り越えるバネとしました。
・学校に行く、義務教育、ということは明治時代からのこと、
その前は学校の制度さえなかった。たった100年の歴史。
・詩人リルケ(たしかリルケだったと思います)は学校に行かなかった。
子供が学校に行かなかった日々は、
毎日毎日、夜中寝床で泣いていました。
「私の育て方が悪かったのだ・・・」と。
しかし一方で、子供から聴きだした主張(学校に行かない理由)も、
もっともだと思っていました。
「学校行きたくない」と言われたら、
どうぞ、お子様から状況を聴きだしてください。
その状況を聴きだすには親御様のお考えが、最大のポイントです。
★日経新聞
「学校行きたくない」言われたら
子どもの「ノー」愛で受け止めて/まず事情聞く。休む権利も認めて
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21062590T10C17A9NZBP00/
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