前橋汀子さん、62歳にして定時制高校に1年間通っていた!!!なんと素晴らしい方なんでしょう(日経「私の履歴書」)
今月の日経新聞朝刊の「私の履歴書」はバイオリニスト前橋汀子さんです。
1日から、ずっとかかさず読み続けていました。
お小さいころからのお話や、ロシアやアメリカのお話などなど、
「音楽家 前橋汀子」として読んでいたのですが、
今日10月29日の記事には、唖然としました。
なんと、62歳にして定時制高校に1年間通っていた!!!というお話が
掲載されていたのです。
本格的にスラブ民族史を学びたいと思ったとき、
ご自分が高校を中退してソ連に留学していたことに気づき、
高卒の資格を取ろうとなさったとのこと。
紙幅はそれほど多くはなかったのですが、
62歳で定時制高校に通われていたときのことが書かれています。
「前橋氏が62歳のころ」と言えば、音楽界のみならず、
各界で名声をあげられていた時期だと思います。
それなのに、こうした時期があったことを執筆され、
「これから人生を切り開いていく若者たちと一緒に学べたのは得がたいい経験だった。
勇気と力をもらえた気がする」と締めくくられています。
この時期、スケジュールもびっしり埋められていたことと思いますが、
授業に15分遅刻すると欠席扱いになるらしく、
「自転車で猛ダッシュして滑り込みセーフの日もあった」とのこと。
「スゴイ!!!!!」と正直思いました。
前橋汀子氏の「私の履歴書」には、当初から私が知らなかったことが、
ゾクゾクでてきました。
私には「努力家・・・見習いたい」という一面が毎日増幅されていました。
しかし、今日の記事で、「これほどのことがあったのか」と
全く想像すらしてなかった新たな一面を知りました。
「バイオリニスト 前橋汀子」氏の演奏は、
益々、深みが増して私に聴こえてくることでしょう。
昨日の記事が
「前橋汀子(27)妹・由子 最高の伴奏、心の支え 息ぴったり、唯一無二の存在」
でお妹様のことを
「我が家は姉の私に財産をつぎ込んでいたから、妹を私立の学校に行かせる余裕はない。」と書かれていただけに、今日の記事は染み入りました。
★私の履歴書前橋汀子(27)妹・由子 最高の伴奏、心の支え 息ぴったり、唯一無二の存在
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36965970W8A021C1BC8000/
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- セリーヌ・ディオン パリオリンピック「愛の讃歌」、素晴らしかったです。(2024.07.27)
- 「カラヤン×ベルリン・フィル」録画できてました。ずっと宝物になるでしょう。(2023.07.30)
- ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番 今夜のEテレ「カラヤン×ベルリン・フィル」で放送されます(2023.07.23)
- バート・バカラックが亡くなったらしい。コロナがなければ2020年4月7日、バカラックのコンサートに行けてたのに・・・・(2023.02.10)
- 京急の接近メロはモーツアルトだった!!(2022.10.11)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 令和6年4月1日から施行の「バス運転手働き方改革」により、わが地域ももろに影響を受けるバス減便(2024.03.31)
- 新札が入手しにくくなっている感じ。(2023.07.15)
- 「アレンドロン」という薬を飲んでいます。骨粗しょう症の治療剤です。(2023.07.10)
- 「顎が、がくがく」の治療が始まりました。毎晩マウスピースを装着して寝ています。(2023.06.26)
- サカタのタネ株主優待「マイクロ胡蝶蘭」、もう「最後の花です」という感じの凛とした姿。(2023.06.03)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- セリーヌ・ディオン パリオリンピック「愛の讃歌」、素晴らしかったです。(2024.07.27)
- またもや横尾忠則氏の書評、「奇抜」に思えてきた・・・・(2023.08.27)
- 「カラヤン×ベルリン・フィル」録画できてました。ずっと宝物になるでしょう。(2023.07.30)
- ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番 今夜のEテレ「カラヤン×ベルリン・フィル」で放送されます(2023.07.23)
- 3月18日、お初電車で新横浜から京都へ行ってきました。早朝に京都に着くので結構あちこち回れます。(2023.05.01)
「自己啓発」カテゴリの記事
- 相鉄・東急直通線開通で劇的に変化した私の通勤スタイル、なんと朝は70分間同じ電車に乗りっぱなしで職場の最寄駅につきます。(2023.04.25)
- 羽生結弦選手の「つまらない練習がいずれ 花を咲かせる土に」という言葉、いいですね。(2022.08.16)
- 75歳で起業し20年間働き続けている笹餅屋ミサオおばあちゃん(桑田ミサオさん)、また見つけました、私が理想とする生き方。(2022.05.18)
- amazonの電子書籍、iPhone5Sで案外読みやすいことを発見。字の大きさ・明るさ、なんといっても通勤時の荷物とは無関係が魅力。(2021.10.24)
- 日経新聞夕刊「人間発見」の大西泰斗氏。毎日聴いていたNHKラジオ英会話の講師の生い立ちに興味しんしん・・・(2021.10.12)
「めぐり合った心に残る言葉」カテゴリの記事
- 松下幸之助著「道をひらく」を読み終えました。530万部突破という随想集は確かに名著と思います。(2023.02.11)
- 「育児休業中のリスキリング」話題沸騰中に、あの「こんまりが『片付けを諦め部屋が散らかっている』」報道が欧米を駆け回っている・・・。(2023.02.01)
- 69歳9か月にして、突然一歩一歩しか歩けなくなった「まさかの出来事」。これが加齢ということでしょうか?(2023.01.03)
- 「silent」シナリオ本が届きました。案外厚いなっていうのが第1印象。脚本ってこうなっているんだ・・と読んでいるとドラマのシーンが思い出されます。(2022.12.26)
- 「silent」ハマってます。相変わらず、会話(セリフ)で心に残る箇所が多々出てきます。(2022.12.03)
コメント