ワープロソフト「一太郎」について第2弾。日本語や公文書に精通した一太郎、なぜそれを国はそれを排除しようとするのですか?
昨日に続いて今日もワープロソフト「一太郎」についてです。
昨日、記事を書いたときも下記のページをご紹介しました。
★農水省は「一太郎」を禁止したのか 重宝された使い勝手
https://digital.asahi.com/articles/ASP306QS6P30UTIL016.html?iref=pc_rellink_04
(有料会員記事ですが、登録すれば無料でよめると思います。)
4月1日、職場で弁当を食べながら、
そうだ!そうだ!と思いながら読んだ記事です。
「なぜ、省庁では今も「一太郎」を使っているのか。」
が的確に書かれています。
記事の中に、
・・・ただ、他省庁や国会など「霞が関」でやりとりが完結する法律案の文書は「ほぼ100%『一太郎』で作成している」という。・・・
(その理由は・・・)
法案は字数や行数などの書式が厳格に決まっており、句読点が行頭に来る場合などへの対応で「一太郎」の方が作業しやすいという。・・・
という説明も書いてあります。
そうだと思います。
ジャストシステム(本社・徳島市)のワープロソフト「一太郎」
はずっと何十年も前から今日にいたるまで、
日本語文化に対応したソフトなんです。
ただし、マイクロソフトの販売戦略に打ち勝てず、
ユーザーが激減、、、、。
今日は詳しくは述べませんが、
私は、1989年、
(そう日経平均株価が12月29日に
史上最高となる38,957円44銭の年です。)
神奈川県が朝日新聞などで
「21世紀の高度情報化社会は神奈川県の主婦から始まる」の、
キャッチコピーで募集した「ケイメイト」でした。
パソコンのパも知らない主婦が、
コンピュータを触るとどうなるか!!の実験だったかもしれません。
その当時、ワープロソフトは「一太郎」が花形でした。
マイクロソフトの「ワード」は形はありましたが、まだまだという印象でした。
ちなみに表計算ソフトは「ロータス123」が花形でした。
マイクロソフトの「エクセル」もありましたが、これもまだまだ、、。
1989年ですから、Windowsはまだない頃。
当時(1990年初頭)、
「使ってみてください!!」
「使いこなしてください!!」と
支給されたパソコンはNECの9801でした。
MS-Dosもしっかり勉強しました。
その当時、ワープロソフト「一太郎」は、
時代の先端を行く大変優れた一番人気のソフトでした。
それからずっとずっと30年以上、
「一太郎」は日本語文化を研究し、対応し続けてきたソフトです。
ただ、確かに1995年Windowsが発売され始めてから、
ジャストシステムワープロソフト「一太郎」は苦戦を
余儀なくされ続けてます。
さらに、今年の事件。
上記の4月1日のネット記事
・・・
「ヤフートピックス」に当初、
「法案ミス『一太郎』を禁止に」という見出しで掲載
・・・
なんという誤報でしょう!!!!
怒りさえ感じました。
ジャストシステムの「ATOK」という
かな漢字変換ソフトウェア、これも秀逸です。
「MAC(Macintosh)」を長年デザイン作業で使っている同僚は、
日本語は「ATOK」に限る!!と言っています。
それ以外は「バカ!!!」だそうです。
これほど日本語・日本語文化を深く調査研究し、
進化し続けているジャストシステムのソフトウエア、
それなのに、「一太郎使用禁止」とは何事ですか!!!!
ジャストシステム側でも、一太郎の
米国マイクロソフトのソフトウェアの
互換性をさらに高める努力は必要です。
でも、それには資金が必要です。
ジャストシステムは現在、
創業当時の、本来のソフトウェア開発では経営は成り立たず、
まるでヨドバシカメラ・ビックカメラのような、
パソコン周辺機器販売等の業務まで手を出し、
会社存続に命を懸けています。
日本政府の皆様!!
日本語文化にこれだけ調査・研究し、
研究開発販売を続けている、
徳島市のソフトウエア開発業者を見殺しにするのですか?????
ITにおける日本語文化の第一人者は、ジャストシステムです。
なお、私は、ジャストシステムの関係者でもなんでもありません。
ただ、ITを仕事にするイチユーザーです。
ここ数週間の「一太郎」の話題、
およびここ数十年の「一太郎」の状況について、
心底、悲しんでいる状況を伝えたく・・・
日本語・ITにおける日本語文化を維持したく・・・。
昨日、書きましたように、この気持ち、
直接、所轄官庁に伝えたいと思っています。
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